日本 VS アメリカのクラウドファンディング【ぶっちゃけどっちがいいの?】

クラウドファンディングのおかげで投資家、エンジェル不要で起業が可能になった現在。日本にもクラウドファンディングが浸透してきたけど、挑戦するとしたら日本の?アメリカの?実際どっちが効率的なのかをじっくり見ていきましょう!日本で一番手のCAMPFIRE(キャンプファイアー)とアメリカで一番手のKICKSTARTER(キックスターター)を見比べていきましょう!
日本 VS アメリカのクラウドファンディング、ぶっちゃけどっちがいいの?
・1️⃣ サイト上の合計資金調達金額
・2️⃣ ユーザー数
・3️⃣ 資金調達成功率
・4️⃣ 手数料
・5️⃣ 使い勝手
・6️⃣ まとめ
全ての情報はオフィシャルウェブサイトより引用しております。どこよりも確実で最新の情報のみを載せていきます。
1️⃣ サイト上の合計資金調達金額
2020年現在のCAMPFIREの支援資金総額は186億円
2020年現在のKICKSTARTERの支援資金総額は4900億円
KICKSTARTERの支援資金総額がCAMPFIREを圧倒しています。
ですが2社が同時に設立したわけではないので運営期間も重要になってきます。
CAMPFIREが設立されたのは2011年の1月
KICKSTARTERが設立されたのは2009年の4月
CAMPFIREはKICKSTARTER設立の1年9ヶ月後に設立しました。
という事はCAMPFIREがKICKSTARTERと”同レベル”と言える様になるには2022年1月までにあと4714億円の支援資金が必要ということになります。(2020年4月にこの記事を記載)
🙋🏼🙋🏼♂️というわけで『1️⃣サイト上の合計資金調達金額』の勝者はKICKSTARTER!
2️⃣ ユーザー数
どれだけの資金調達に成功するかのキーになってくるユーザー数をみていきます。
2020年現在のCAMPFIREのユーザー数2,100,000人
2020年現在のKICKSTARTERのユーザー数18,000,000人
現在15,900,000人の差があります。この差が生まれるのにはCAMPFIREは主に日本のユーザー(日本語のわかる方) がメインユーザーなのに対し、KICKSTARTERはグローバルスケールで行っており、お好みの国の通貨で資金調達ができます。CAMPFIREは既に国内では最大のクラウドファンディングサイトであり、現在の日本人総人口数は1億2595万人であるのでより多くの人がクラウドファンディングに親しみがわけばまだまだチャンスはあるでしょう。
🙋🏼🙋🏼♂️というわけで『2️⃣ ユーザー数』の勝者はKICKSTARTER!
3️⃣ 資金調達成功率
ユーザー数が多くいたって成功率が低かったらクラウドファンディングを使う意味がないです。徹底的に調査していきます。
CAMPFIRE オフィシャルウェブサイトに合計投稿数、成功投稿数の記載がない為、問い合わせてみました。返信には資料請求をして欲しいと書かれていたので資料請求を申し込み、詳細を得られるかと思いましたが残念ながら資料には
◆サービス実績(2020年3月2日時点)
総合流通 178億円
PJ合計記載件数 約30,000件
最高支援金額 132,302,525円
パトロン総数 約200万人
月間PV数 1000万PV
CAMPFIREtwitterフォロワー数 40,078人
アバウトな合計記載件数は載っていましたが肝心の成功数が載っていない為正確な成功率は出せませんでした。
KICKSTARTERは478,857件の投稿がありその中での成功案件180,221件。つまり
成功率は37.6%ということになります。KICKSTARTERのサイトには成功率と失敗率がジャンル毎に記載されています。
🙋🏼🙋🏼♂️というわけで『3️⃣資金調達成功率』の勝者はCAMPFIREのデータがないので選択できませんでした。
4️⃣ 手数料
2020年現在のCAMPFIREの手数料は
手数料12% + 別途決済手数料5%(+税)⇨ 17%+税金
2020年現在のKICKSTARTERの手数料は国によっても変わってきますが
アメリカの場合 手数料5% + 別途決済手数料3%+20セント⇨ 8% + 20セント
日本の場合 手数料5% + 別途決済手数料4.5%⇨ 9.5%
手数料は一目瞭然KICKSTARTERが他国の通貨決済でも劇的に安い!
🙋🏼🙋🏼♂️というわけで『4️⃣ 手数料』の勝者は圧倒でKICKSTARTER!
5️⃣ 使い勝手
サイトの機能と使いやすさをみていきます。
まずはCAMPFIREからみていきましょう。
🆒1) CAMPFIREは『All or Nothing型』と 『All In型』の2つをオファーしています。
『All or Nothing型 』目標金額にその期間以内に達成しないと資金が調達できない
『All In型 』目標金額に期限内に到達しなくてもその時点で集まった資金が調達できる
🆒2) そして『クラウドファンディング保険』まで用意してます。この保険はプロジェクト主催者へではなく、そのプロジェクトに出資した支援者の為の保険です。褒美を見返りに出資はしたものの、約束された期限を過ぎてもその褒美が届かなかった時CAMPFIREに問い合わせしてみたらなんと出資した会社が倒産していた😧 って時に出資したうちの上限80%が返ってくるというもの。
🆒3) CAMPFIREの中にも
社会問題解決に取り組むプロジェクト (GoodMorning)
デジタル家電や小物に取り組むプロジェクト (Machi-ya)
投稿者がファンと繋がる為のイベント費用 (CAMPFIRE community)
その地域にあった商品開発に取り組むプロジェクト (FAAVO)
飲食に取り組むプロジェクト (3rd Table)
好きな地域を応援するプロジェクト (CAMPFIRE ふるさと納税)
エンターテイメント事業に取り組むプロジェクト (BOOSTER)
とジャンル毎に投稿するサイトが分かれています。CAMPFIREに一度登録すれば全て簡単に使用できます。ですが手数料が1つ1つ違うので投稿まえに必ず確認してください。
GoodMorning 手数料:9% 決済手数料:5%
Machi-ya 手数料:20% 決済手数料:5%
CAMPFIRE community 手数料:10%
FAAVO 手数料:内容により異なる
CAMPFIRE ふるさと納税 手数料:10% 決済手数料:1-3%
3rd Table 手数料:12% 決済手数料:5%
BOOSTER 手数料:12-15% 決済手数料:5%
🆒4) 資金調達が成功した後にCAMPFIREが手数料と決済手数料を差し引いた金額をあなたの選択した銀行口座に送金します。CAMPFIREは月末締めのため調達した資金が受け取れるのは調達に成功した翌月末。つまり4月に資金調達成功したら資金があなたの銀行に振り込まれるのは5月末ということです。その為早期振込サービスを設けており、こちらに加入すれば加入日後の4日営業日目以降に着金が確認できます。早期振込サービスに加入するには
支援総額が【20万円未満】の場合 → 早期振込手数料 1万円 (税抜)
支援総額が【20万円以上】の場合 → 早期振込手数料 支援総額の5% (税抜)
の支払いが必要になります。
CAMPFIREの使い勝手メリット----------------------------------------------------------
クラウドファンディング保険があって安心
All-in型のオプションがある
投稿方法はすごくシンプル
CAMPFIREの使い勝手デメリット---------------------------------------------------
手数料が投稿内容によって異なるので面倒
調達に成功した資金の受け取りに時間がかかる
手数料が比較的に高い
では次にKICKSTARTERをみていきましょう!
🆒1) KICKSTARTERは『All or Nothing型』のみ。成功しなかったプロジェクトには手数料も褒美も発生しません。
🆒2) KICKSTARTERでは
アート
コミック&イラストレーション
デザイン&テクノロジー
フィルム(映画)
フード&クラフト
ゲーム
ミュージック
出版
のジャンルにプロジェクトが分かれています。
🆒3) プロジェクト成功の14日間後に手数料5% + 別途決済手数料3%+20セントが引かれた金額があなたの銀行に振り込まれます。
KICKSTARTERの使い勝手メリット-------------------------------------------------------
投稿方法が非常に簡単
手数料はどのプロジェクトのジャンルに問わずいつでも同じ
プロジェクト成功後の2週間後に送金される
KICKSTARTER使い勝手デメリット-------------------------------------------------------
All In のオプションがない
保険がないので出資後にその会社が倒産した場合は何も返ってこない
早期振込のサービスがない
プロジェクトを投稿する側としてはAll or Nothing型だけではなくAll In型のあるCAMPFIREが魅力的ですが資金調達の成功時にかかる手数料が高いこと。そして資金の受け取りを1ヶ月弱待ちたくない方は早期振込手数料を支払わなければなりません。よって手取り金額が思った以上に戻って来ないのが現実です。
と言ってもAll or NothingしかないKICKSTARTERは期間内に目標資金に到達しなければ一銭も受け取れないのがリスクです。その代わり資金調達に成功した際はCAMPFIREに比べてより多くの手取り金が期待できます。
プロジェクトに出資する側は万が一に備え、保険のあるCAMPFIREの使い勝手がいいと思います。
🙋🏼🙋🏼♂️というわけで『5️⃣ 使い勝手』の勝者はAll-In型と保険のあるCAMPFIRE!
6️⃣ まとめ
総合結果はこちら
1️⃣ サイト上の合計資金調達金額 🎖KICKSTARTER
2️⃣ ユーザー数 🎖KICKSTARTER
3️⃣ 資金調達成功率 🎖判定不可
4️⃣ 手数料 🎖KICKSTARTER
5️⃣ 使い勝手 🎖CAMPFIRE
今回5項目で観て参りましたが、現在総合的に圧倒しているのは
KICKSTARTER🏆 🥇
グローバルスケールで行なっているか、ドメスティックスケールで行なっているかで勝負がついたと思います。CAMPFIREにも現在多くの日本の会社が海外の商品を仲介して載せておりますが、KICKSTARTERには世界中からのユーザー、プロジェクトが投稿されており高額資金を期待出来ることから多くのユーザーはKICKSTARTERを選んでいるのが事実です。
日本語しかわからないけどアメリカのクラウドファンディングに挑戦したいという方は
こちら。 アメリカでクラウドファンディングの資格を持つ経験豊富のエキスパートが助けてくれます!
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Hope you enjoyed this!
質問、ご意見がありましたらいつでもどうぞ!
Have a good day 😀